森永乳業株式会社は、2024年3月12日、東京都港区・森永プラザビルにて、リプトンミルクティー発売40年を記念し、その感謝を伝える会を開催しました。また、ファンの⽅々から送られたメッセージをもとにAIが制作した『恋AI⼩説』(恋愛小説)を初公開。本記事では、イベント当日の様子をお届けします。
リプトンミルクティーの変遷について
まず、森永乳業株式会社 営業本部 副本部長 篠原誠氏より、リプトンミルクティーの歴史や取り組みについての説明がありました。
リプトンミルクティーの歴史
・1984年 リプトン・ジャパンと提携
・乳業会社として初めて紅茶飲料に進出
・新しい紅茶文化『ティー・ドリンク』を創出し、「淹れ立てのようなおいしさが味わえる」チルドならではの価値を提供
・時代に合わせた人気タレントをCMに起用、高校生からの支持を集める
・2022年3月、リプトンロイヤルミルクティーを発売し、リプトンミルクティーは終売へ
・「元の味に戻してほしい」といった、667件ものお客様からのメッセージが届く
・2023年3月、”旧”発売としてリプトンミルクティーが復活
お客様の声により、復活したリプトンミルクティーの売上は、この1年で大幅に飛躍したそうです。
リプトンミルクティーの取り組み
①恋AI小説
リプトンミルクティー復活以降に寄せられたお客様の声258件、約65,000文字を使用し、AIによる日本初*の恋愛小説が誕生。約65,000文字を平仮名や数字に分解し、１文字ずつ使用回数をカウント。恋愛小説の章ごとに、あらすじや使用可能な文字、文字数を指定し、AIを用いて文章を生成。最後に未使用の文字を使用してAIでストーリーを補完し、「恋AI小説」が完成したとのことです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001073.000021580.html
*2024年2⽉株式会社マニューバー調べ。
AI小説家、モモさんのコメント
「お客様の愛情あふれるメッセージによって完成した作品です。メッセージを読んでいて感じたのは、皆さんの思い出の中にリプトンミルクティーがあるということです。リプトンミルクティーが発売されて40年を迎えますが、それはファンの方が紡いできた歴史があるからだと思うんです。お客様からいただいたメッセージを一文字一文字並び替えて執筆しました。甘酸っぱくもほろ苦い青春恋愛小説が出来上がったと思いますので、皆さんもご自身の学生時代を思い出しながら、ぜひお楽しみください。」
②パッケージデザイン
リプトンミルクティーのファンであるイラストレーター慧人さんが描いたイラストをパッケージに使用。300万個限定だそうです。
慧人さんSNSでのコメント
「色鉛筆でリプトン描きました！！リプトンミルクティーさんから声をかけてもらって制作させて頂いたんだけど、森永さんからすごく褒めていただいて嬉しすぎた…」
引用：https://twitter.com/Yassun0222K/status/1766403765534609562
恋AI小説が期間限定公開中
恋AI小説は、トータル229ページ、お客様の声として多数寄せられた、「青春の味」「学生時代の甘酸っぱい記憶」といったものをテーマに、高校時代を舞台にした物語になっています。そして、イベントでは、リプトンミルクティー愛飲歴20年以上の香椎由宇さんが、イベントに登壇し、恋AI小説の序章・母校からの手紙の冒頭部分を朗読しました。
恋AI小説は、母校が廃校となり取り壊される旨の手紙を受け取った水守（みもり）が、高校の同級生と久々に連絡を取るところから物語が始まります。
香椎由宇さんコメント
「AIが一文字一文字拾い上げて、こんなに素敵な小説が出来上がったということにとても驚きました。キュンキュンが止まらなくて、あっという間に読んでしまいました。」
恋AI小説の続きは、期間限定でこちらからお読みいただけます。
https://www.morinagamilk.co.jp/products/brand/lipton-ren-ai/novel/