コカ·コーラシステムは、コカ・コーラシステムが目指す「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」の実現に向けた活動の一環として、2021年10月7日~10月31日の間、「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup : ICC)」に参加。
全国36か所、総勢約1,100名で清掃活動を実施、ごみ袋491袋分のごみを収集しました。収集したごみのデータは、国際海岸クリーンアップを主催する、全米一の海洋自然保護団体「オーシャン・コンサバンシー(Ocean Conservancy)」へ報告されます。また、ごみ拾いSNS「ピリカ」をコカ・コーラシステムで初めて採用、活動記録を投稿することで、各地で活動するメンバーの連帯感を高め、全国の清掃活動をタイムリーに可視化することを目的としました。
注目される海の環境悪化
人が出す排水やごみによって海の環境は悪化しつづけています。海の環境悪化はただ海が汚れるというだけでなく、私たち人にも大きく影響します。海に住む植物や魚などが減ることでの資源不足や、汚染物質を魚をたべることで体内に取り込むなど、私たちにとっても身近なことであるため、近年注目されています。海の環境を悪化させないためには、まず私たちがその原因を知って少しずつ改善に取り組むことが大切です。
国際海岸クリーンアップの取り組み
国際海岸クリーンアップは、海洋生物に関する環境教育センターとして設立し、全米一の海洋自然保護団体「オーシャン・コンサバンシー(Ocean Conservancy)」の主催で始まった世界最大規模の海岸クリーンアップキャンペーンです。世界中で同時期(9~10月)に実施され、共通の方法で海岸ごみのデータを収集することが特長です。世界中から集まったデータが蓄積され、世界のごみ問題解決のために活用されます。ザ コカ・コーラカンパニーは、ICCのリードサポーティングパートナーとして世界各国で活動を展開、国内では2007年から取り組みがスタートしています。
ごみ拾いSNS「ピリカ」
科学技術の力であらゆる環境問題を解決することを目指し、2011年に大学の研究室で非公式のプロジェクトとして始まり、同年に法人化。様々な環境問題の中でも、一歩目としてごみ(特にプラスチック)の自然界流出問題に注力しています。ごみ拾いSNS「ピリカ」は、2011年5月15日にリリースし、現在111カ国から累計2億1千万個のごみが拾われています(2021年11月15日現在)。累計ありがとう数は1,000万弱となり、ごみ拾い活動を通じて多くのコミュニケーションが生まれています。導入企業・自治体・団体は800を超え、近年のSDGsへの関心の高まりを受け、環境問題に配慮した行動や消費は、各方面で浸透しつつあります。
持続可能な社会のために
子供、孫その先まで長くこの環境で住めるように持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みが注目されています。こういった環境に着目した企業の取り組みは今後も増えてくると思います。私たちもモノを選ぶ側としてこういった取り組みをしっかりしている企業かどうかについて今後は選択する必要があるかもしれません。