まだ暑さが残る9月。
季節の変わり目で体も心も不安定になりやすいこの時期、「最近なんだか寝つけない」「夜になるとスマホばかり見てしまう」という声がSNSでも増えていました。
そんな中で注目を集めたのが、“夜の過ごし方”を見直す「ナイトルーティン」トレンド。
香り・光・音・温度など、“小さな癒し”を組み合わせることで睡眠の質を高めるアイテムや習慣が、9月のSNSを中心にブームになりました。
なぜ“夜の時間”が注目されたのか?

出典:photo-ac.com
季節の変わり目=自律神経の揺らぎ
9月は昼夜の寒暖差が大きく、体が疲れやすい季節。
「寝ても疲れが取れない」「頭がぼんやりする」など、体内リズムが乱れる人が増えるのもこの時期です。
そこに加えて、夏に溜まったストレスや冷房疲れも重なり、“眠れない9月”というキーワードが多く検索されました。
SNSでの共感投稿が拡散
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TikTokでは「#夜の過ごし方」「#ナイトルーティン2025」などのタグが急上昇。
照明を落とした部屋、温かい飲み物、リラックス音楽、アロマライトを映した動画が「癒される」「真似したい」と拡散されました。
特に女性層のコメントには、「夜だけはスマホを閉じて、自分を整える時間にしてる」「頑張りすぎた日ほど、夜の10分を大切にしたい」
など、共感の声が多く寄せられました。
9月に話題になった“ナイトルーティン”トレンド
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① 香りのチカラで心を整える
アロマやピローミストが人気。
中でも話題になったのが、ラベンダー×ベルガモットの香り。
「眠る前の一呼吸が深くなった」「スマホを置く時間が増えた」という口コミが広がり、無印良品やSHIROのナイト系シリーズが品薄になる店舗も出ました。
おすすめの取り入れ方
• 枕元にアロマストーンを置く
• 寝る15分前にピローミストをシュッ
• 1日の出来事を深呼吸しながらリセット
② “音”で睡眠導入をサポート
YouTubeやSpotifyで人気の「α波音」「雨音」「焚き火の音」がブームに。ナイトプレイリストを作って、耳からリラックスする人が増えました。特に「寝る前に音を聴くだけで、スマホ依存が減った」という声もあり、“ながら睡眠法”として話題に。
おすすめのプレイリスト
• 「Rainy Night in Tokyo」
• 「Moonlight Lo-Fi」
• 「Quiet Café after 11pm」
③ “光”を味方にするナイトライト習慣
強い蛍光灯ではなく、暖色の間接照明が注目。
9月に入ってからIKEAやFrancfrancの“ナイトランプ”がSNSで拡散され、「部屋をオレンジ色にするだけで落ち着く」「眠りのスイッチが入る」と人気に。
ポイント
• ベッド横にキャンドルライトを置く
• 間接照明を20時以降は暖色モードに
• スマホの“ブルーライトオフ設定”をONに
④ “温度”で体をほぐす夜のバスタイム
9月は気温差で冷えやすく、血行不良も起こりがち。そのため“夜の10分入浴”を習慣化する人が増えました。炭酸入浴剤やハーブソルトなど、香り+温かさで癒すバスタイムがトレンドに。
おすすめの温度と時間
• 38〜40℃のぬるま湯に15分
• バスソルトはラベンダー・カモミール系
• 入浴後は白湯を1杯飲んでクールダウン
“ナイトルーティン”を日常に取り入れるコツ
✧ 「完璧」を目指さない
毎日同じことをしなくてもOK。「疲れた日だけ」「週3回だけ」でも、夜の心のリセットは十分効果があります。
✧ 香り・光・音のうち、どれかひとつを決めて続ける
全部取り入れようとすると続かないので、自分が落ち着ける要素を一つ選ぶのが◎。
✧ “誰かの真似”より“自分の夜”を作る
SNSで話題のルーティンを参考にしつつも、好きな飲み物・照明・音を自由にカスタマイズするのが一番のポイント。
まとめ
2025年9月の“ナイトルーティン”ブームは、ただのトレンドではなく、
「自分を大切にする時間を夜に取り戻す」ムーブメント。頑張りすぎた日、落ち込んだ日、眠れない夜―お気に入りの香りと音に包まれながら、心をほどいていく時間を。季節の変わり目こそ、1日の終わりに“自分を癒す夜”をプレゼントしてみてください
