ファッションが軽やかになる春。メイクや服装だけでなく、香りを変えることで気分を一新する人が増える季節でもあります。2025年4月、香水市場では“春を感じる香り”や“自分だけの香り”をキーワードに、さまざまな新作や限定フレグランスが登場しました。この記事では、2025年4月のフレグランストレンドを徹底解剖。人気ブランドの新作、SNSで話題のアイテム、香りのプロが注目する傾向などを一気にご紹介します。
香りのトレンドキーワードは「エアリー」「ミルキー」「ノスタルジー」
まず2025年春の香りトレンドを象徴するキーワードは次の3つ。
• エアリー系(軽やか・透明感)
• ミルキー系(甘さ+柔らかさ)
• ノスタルジック(記憶を呼び起こす香り)
香水ブランド「diptyque」や「Maison Margiela」では、これらを体現するような新作が4月に登場。特に“香りを重ねて楽しむレイヤリング文化”が一段と広がり、“香水=ファッションの一部”として再注目されました。
【注目ブランド①】Maison Margiela「レプリカ」シリーズの新作がバズる
出典:maisonmargiela.com
春の香水トレンドで特に話題となったのが、Maison Margiela(メゾン マルジェラ)の「レプリカ」シリーズ新作『April Sunlight』。
『April Sunlight』——春の朝を思わせる、透き通るような香り
名前の通り、春の朝日と洗い立てのシャツをイメージしたフレッシュな香調。リネン、ホワイトムスク、ピオニーが織りなす軽やかなブレンドは、「香りをまとうスキンケア」のような使い心地とSNSでも話題に。TikTokでは「#レプリカ4月の光」が流行ワードとなり、ZOZOCOSMEで一時売り切れに。
【注目ブランド②】Jo Malone Londonの日本限定「さくらティー」シリーズ
出典:jomalone.jp
Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)は、2025年春の日本限定コレクションとして「Sakura Tea(さくらティー)」を発売。
繊細な桜の香りに、煎茶のような落ち着きが加わり、まさに“和の気配をまとう”一品。4月上旬の花見シーズンと重なり、「和服に似合う香り」としてXやInstagramで高評価が続出。ミニサイズのコロンやキャンドルとのギフトセットも好評で、プレゼント需要でも人気を博しました。
【注目ブランド③】SHIROの紅茶系フレグランス
出典:shiro-shiro.jp
ナチュラル系香水ブランドとして根強い人気を誇るSHIRO(シロ)。2025年4月紅茶系フレグランスがまたしても“香る飲み物”系フレグランスとして大きな話題に。
香調は、アッサムティー×ミルク×バニラのバランス型。甘さ控えめながら奥行きがあり、「香水が苦手な人でも使える」と支持を集めました。美容系YouTuberのレビューでも取り上げられ、発売1週間で店舗在庫が品薄に。
香り×パーソナライズ化が進化中!AIで自分だけの香水が作れる時代に
出典:photo-ac.com
4月の香水業界で注目されたもう一つの流れが、“パーソナライズフレグランス”の進化。
「SCENT MADE(セントメイド)」のAI香水診断が人気
SCENT MADEは、Web上で10問程度の診断を受けるだけで、自分の性格や好みに合った香りをAIが処方してくれるという新サービス。2025年4月からLINE公式アカウントでの提供も始まり、Z世代を中心に一気に話題沸騰。Xでは「#私だけの香り診断」「#AI香水」がトレンド入りし、「香水って“自分を知る手段”でもあるんだな」といった声も多数。
香りの楽しみ方が変わる!「ヘアミスト」「ハンドクリーム」も香水感覚で
出典:photo-ac.com
2025年4月は、香水だけでなく香るケアアイテムにも注目が集まりました。
• AUX PARADISのフレグランスハンドクリーム
• LUSHのヘアミスト『シトラスノート』
• THE BODY SHOPの香りつきスキンケアミスト
など、日常の中で“ふわっと香らせる”スタイルが人気。特に香水NGの職場でも使いやすいと、ハンドクリームやヘアミストの売上が前年比150%以上伸びたブランドもあるとか。
まとめ|香りをまとうことで、春はもっと楽しくなる
2025年4月のフレグランスシーンは、まさに**“自分らしさ”と“季節感”の融合**がテーマでした。
見えないけれど確かに人に印象を残す香りは、まるで「第2のメイク」のような存在。新生活や新しい出会いの多いこの季節にこそ、“香りの衣替え”をして、自分だけの春を演出してみませんか?