これからの季節、食欲の秋やスポーツの秋などたくさんの秋がありますが、皆さんの『秋』はどのようなイメージですか?今回は秋の中でも『読書の秋』について色々調べていきたいと思います。
読書の秋の『由来』
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読書の秋の由来は、中国の唐時代の詩人韓愈(かんゆ)が読んだ漢詩が元になっていると言われています。
【符読書城南】
時秋積雨霽
時、秋にして積雨(せきう)霽(は)れ
新涼入郊墟
新涼(しんりょ)郊墟(こうきょ)に入(い)る
燈火稍可親
灯火(とうか)稍(ようや)く親しむ可(べ)く
簡編可巻舒
簡編(かんぺん)巻舒(けんじょ)す可(べ)し
※出典:韓愈『符読書城南』(全唐詩341巻)
意訳
秋の長雨もやみ晴れ渡る頃、
初秋の涼しさが郊外の丘に広がり始める
秋の夜にはようやく灯りを親しむことができるので
書物を広げて読書を楽しむことができる
漢詩の意味からも、『秋の夜は灯りを灯し読書をするのが向いている季節』とされるようになったといわれています。
また詩の中にある『燈火稍く親しむ可く』は韓愈が自分の息子に『秋は過ごしやすいので夜は明かりをつけて読書をするのに適している』と読書を勧めた一節とも言われています。
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一般的にいわれている由来をお伝えしましたが、この他にも色々な諸説もあるようです。そんな由来も踏まえて、誰もが聞いたことがある『読書の秋』という言葉ですが、『読書推進運動協議会』によると、日本では『10月27日』を読書の日とし、ここから2週間の11月9日までを読書週間としています!
読書の日の始まりは定かではありませんが、読書週間ができたのは75年前の1947年です。
- 筆者
- 75年前!そんな古くから読書週間が推進されていたのですね!
筆者は今でこそ読書が好きですが、学生時代の夏冬休みの課題にあった『読書感想文』が大の苦手でした。
何を読めばいいのか?選べなかったからもありましたね。
読書の秋を楽しむために、自分にピッタリな本の選び方5選
本屋の人気ランキングや話題の本を参考にする
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とても単純な方法のようですが、確実な方法でもあります。人気や話題というのは、面白くまた多くの人の好みに合った本なので読みやすいく、今の話題なども知れる可能性が高くなります。
定番のロングセラーから選ぶ
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ベストセラーは一時的な流行で終わってしまう書籍も多い中、長く読み続けられてきた書籍はそれだけ本の内容が認められていたり、普遍的な内容が多いため、本質を押さえている本ともいえます。
気になった本を試し読みなど実際に目を通してみる
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実際に本屋さんなど手に取れる場所で目次を見たり、試し読みをしてみるのもいいでしょう。好みと違ったり目を通していて内容が入って来なく、気が進まないことがわかります。今の自分には合ってない本ということがわかります。
読みたい本のジャンルをざっくりと決めておく
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本にはたくさんのジャンルがありますが、自分が以前読んで面白いと思った本があればそのジャンルは好みにあっている可能性があるので、同じまたは、似たようなジャンルを選んでみましょう。
自分に合った好きな作家を見つける
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作家にはそれぞれの色や世界観、文章の書き方や独特のストーリー展開があり、面白いと思ったなら同じ作家さんの他の本も気に入る可能性が高くなります。上記5つのおすすめの本の選び方をお伝えしましたが、皆さまは実際に本を選ぶコツなどはありますか?
本選びで失敗をしたくない!という方はぜひ、参考にしてみてください。
- 筆者
- ただ個人的には、筆者もたくさんの本を選んできましたが失敗も悪くないかな?と思います。
必ず本の中に気になる言葉があったり、知らなかった漢字を調べたり、どんな内容かな?と本を選ぶ時間がワクワクしたりする楽しみや、学びがあるからです。
この秋、新しい本にどんどん出会えたらいいですね!
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そこで最後は本選びがどうしても苦手な方に!質問形式での本選び診断や、自分に合った本を選んでくれるAI選書サービスなどもネットにはたくさん出てきます。
そちらを活用してジャンルや本を選んでみるのも楽しいかもしれませんね!
自分では絶対に選ばないような本がおすすめされるかも?
【まとめ】
今回の記事では『読書の秋』についてお伝えしてきましたが、読書は本から得られる知識が身についたり、語彙力が増したりメリットもたくさんありますね!
これから訪れる秋の夜長に、あなたに合ったピッタリの一冊が見つかりますように。