高齢者食品市場が急拡大!今大注目の進化する『介護食』とは?

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高齢者食品市場が急拡大している背景

2022年の現在、第二次世界大戦直後に出生した団塊世代が後期高齢者(75歳以上)になり始め、働く世代の人口は減少を始めることから、様々な社会問題が提起されています。こうした状況下で注目をされている課題の1つが、高齢者の”食”についてです。

高齢者向けの食品市場が、2025年 『2,046億円』規模にまで急成長!?

高齢者向け食品市場は、2018年と比較して25.5%増の2,046億円へと大幅な市場拡大の見込みです。なかでも、在宅向けやわらか食の市場は80.7%増の75億円と予測されています。その背景として、高齢者施設向けでは、慢性的な人手不足を理由に、調理の簡素化が進んでいます。近年では人件費を含む総合的なコストを考慮し、加工度が高く提供しやすい・栄養価値が高い商品が増えています。

進化する介護食とは・・・?

最近では、コンビニやスーパーでも「UDF(ユニバーサル デザイン フード)」表記のものが増え、いわゆる「やわらか食」といわれる商品も目にするようになってきました。

進化する介護食 事例

なめらかなカステラ

商品名:なめらかすてら(みかど本舗)

価格:4 個入り ¥1,296 (税込)

生地に寒天を加え、舌でつぶせるほど柔らかいカステラ。食べやすいだけではなくタンパク質などのエネルギー源も効率よく摂取できます。

出典:yumecastella.com

カップ介護食

商品名:やさしい献立『やわらかオムライス風』(キューピー)

価格 ¥254(税込)

オムライスをやわらかく調理し、とろみをつけた介護食。カップ入りで、容器のまま電子レンジでチンをして食べられます。賞味期限が1年以上のため、災害用のストックとしてもオススメです。

出典:kewpie.com

商品名:やさしい献立『やわらかナポリタン』(キューピー)

価格 ¥254(税込)

炒めたまねぎにケチャップで味付けをした舌でつぶせるやわらか食です。

出典:kewpie.com

とけにくいアイス

商品名:ゆったりバニラ(ロッテ)

価格:オープン価格

25℃の場所に30分置いてもカタチがくずれない溶けにくいアイス。ゼラチンを加えた特別な製法で作られています。

 

出典:lotte.co.jp

おいしく、健康に食べ続ける 介護食のススメ

2018年にキューピーが行った「介護食に関する調査」では、全体の25.5%が日常の支援・介護の中で困っている動作として「食事に関すること(食事の準備、食品の買い物、食事の介助、食事の片付け等)」と答えました。食事は日々の楽しみであり、生活の質を上げるために欠かせませんが、介護をする側の負担軽減が課題になっています。

今からすぐにできる!嚥下おでこ体操

実は、70 歳以上の高齢者が肺炎になる原因の 1 つが「食事による誤嚥(ごえん)」と言われており、2020年の日本人の死因第 6 位に“誤嚥性肺炎”が入っています。 誤嚥を防ぐためには、日常的に適度な運動を行い、全体の筋肉量を維持することで、舌や頬の筋肉量が強くなるという研究結果も報告されています。今すぐできる「嚥下(えんか)おでこ体操」で、誤嚥防止を心がけましょう!

「嚥下おでこ体操」

のどぼとけを上に上げる筋肉を鍛えることにより、のどを鍛える体操です。むせが気になってきた人におすすめです。額に手を当てて抵抗を加え ながら、同時におへそをのぞき 込むように強く下を向くようにする動作をゆっくり 5 つ数える間に 1 回行います。これを 5 回繰り 返します。 

※出典:「飲み込みにくい」と感じた、その日から 誤嚥性肺炎を防ぐ安心ごはん』 (女子栄養大学出版部) 

今注目の、企業による介護食プロジェクト

「従業員に向けたフレイル予防」(キューピー)

出典:kewpie.com

食品メーカーの「キューピー」グループでは、従業員に向けてフレイル予防の啓発を行なっています。※フレイル:加齢により心身が老い、衰えた状態。毎年2月1日の「フレイルの日」は、東京オフィスの社員食堂に自社商品の「やさしい献立」を使用したメニューが並びます。フレイル予防は高齢者だけの問題として捉えるのではなく、今から備えていく大切さを理解し、身近な方への働きかけに繋がるよう取り組んでいます。

キューピー 公式HP

「嚥下食レシピの考案」(ニュートリー)

出典:nutri.co.jp

栄養食品メーカー「ニュートリー」では、加齢や脳梗塞などが原因で、食物を飲み込む”嚥下機能”に障害のある方のために考案された介護食「嚥下(えんげ)食」を提案しています。介護食との違いは、飲み込みやすさに加え、味も外見も一般料理とそっくりの料理です。

ニュートリー 公式HP

以前は、介護食といえば「ミキサーにかけてドロドロにしたもの」「美味しさよりもやわらかく飲み込みやすさ重視したもの」というイメージがあったと思います。現在、食品メーカーの研究・開発により”美味しく””安全性”が保たれた介護食が、スーパーやコンビニで手に入れられるようになりました。ぜひ、手軽で美味しい介護食品を生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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