2025年夏、再び脚光を浴びる「シール帳」ブームとは?

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子ども時代の定番アイテムが令和に復活

「シール帳」といえば、かつて小学生を中心に人気を集めたコレクションアイテム。お気に入りのシールを集めたり、友達と交換したり、当時は文具店や駄菓子屋で手に入る小さな宝物のような存在でした。
2025年8月、SNSを中心に再び「シール帳」がトレンドワードとして浮上し、若い世代から大人まで幅広く注目を集めています。

トレンドの背景にある“ノスタルジー”

出典:olympiashop.co.jp

このブームの大きな要因のひとつが、ノスタルジーの再評価です。
近年「平成レトロ」「昭和ノスタルジー」といったキーワードが話題になり、当時子どもだった世代が大人になってから改めて“懐かしいアイテム”を楽しむ流れが広がっています。
シール帳もそのひとつで、「あの頃のワクワク感をもう一度味わいたい」という心理が、再ブームの原動力になっています。

デジタル世代だからこそ人気に

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一見するとアナログな遊びですが、むしろデジタル世代だからこそ魅力的に映っている点も興味深いポイントです。
常にスマホやSNSでつながる日常の中で、「手を動かして集める」「モノとして残る」といった行為が新鮮に感じられ、シール帳が心の癒やしや自己表現の場になっています。
特にZ世代の間では、ノートや手帳をデコレーションする「ジャーナリング文化」とも相性が良く、シール帳の再流行につながっています。

交換文化の復活とSNSでの共有

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シール帳ブームのもうひとつの特徴は、交換文化の復活です。
子どもの頃は友達同士でシールを交換することが日常的でしたが、今はSNSやコミュニティを通じて、全国のユーザー同士がオンラインでつながり、オフ会で交換するケースも増えています。
InstagramやTikTokでは「#シール帳デコ」「#シール交換会」といったハッシュタグで多数の投稿が見られ、コレクションを見せ合う楽しさが拡散されています。

シールの多様化と大人仕様デザイン

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昔はキャラクターものやキラキラしたデザインが主流でしたが、現在は大人仕様のシールが豊富です。
• 北欧風のシンプルなイラスト
• 韓国雑貨風のパステル調デザイン
• 推し活に使えるネームプレート風シール
• スケジュール帳に貼れる実用的なデザイン

こうした幅広いラインナップにより、「子ども向け」だったシール帳が「全年齢向け」のアイテムに進化しています。

推し活との相性も抜群

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2025年8月のトレンドワードとして「めじるしチャーム」「ボディジュエリー」も注目されましたが、いずれも「自分らしさを表現する小物」。シール帳も同じ流れに属し、推し活との親和性が非常に高いのが特徴です。
ライブやイベントのチケットをデコったり、推しカラーのシールをまとめて貼ったりすることで、個性や愛情を表現する場として活用されています。

市場の盛り上がりと企業の動き

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このブームを受け、文具メーカーや雑貨ブランドも次々と新商品を展開しています。
• コンビニや100円ショップで手軽に買えるシール帳
• 有名キャラクターやアーティストとのコラボデザイン
• 海外風の透明フィルムタイプ

さらにオンラインショップでは、個人クリエイターがオリジナルシールを販売し、ハンドメイド市場の活性化にもつながっています。シール帳は単なる懐古アイテムにとどまらず、新たな経済圏を生み出しているのです。

大人世代の楽しみ方

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大人になった今、シール帳の楽しみ方も少し変わっています。
• コレクションとして「集めて眺める」
• 日記やスケジュール帳に「実用的に貼る」
• 子どもと一緒に楽しむ「親子体験」

懐かしさを感じながらも、ライフスタイルに合わせて柔軟に楽しめる点が、多くの人を惹きつけています。



まとめ:シール帳ブームが示す“心の余白”

2025年8月に再び注目を集めた「シール帳」。そこには、
• 懐かしさを大切にするノスタルジー文化
• デジタル時代におけるアナログの新鮮さ
• 推し活や自己表現との親和性
• 市場やコミュニティを巻き込む広がり

といった要素が絡み合っています。
シール帳は単なる遊び道具ではなく、現代における心の余白を象徴するアイテムとなっているのかもしれません。



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